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「さてこの孤独に直面して、地形分析学者(トポアナリスト)は次のような問を提出する。部屋は大きかったか。屋根裏部屋はいっぱいにつまっていたか。片隅は暖かかったか。そして光はどこからさし込んできたか。またこの空間では、ひとびとはどのように静寂をしったか。孤独な夢想のさまざまな隠れ家の中のひどく特殊な静寂をかれはどんなふうにあじわったか。
 ここでは空間がすべてである。時間はもはや記憶を刺戟しないからだ。記憶は―なんとも奇妙なものだ―具体的な持続、ベルグソンのいう意味での持続を記録しない。われわれは一度破壊された持続を二度と生きることはできない。われわれはそれを思考することしかできない、一切の濃密をすてさった抽象的な時間の糸をたよりに、それを思考することしかできない。空間によって、また空間のなかに、われわれは長期の滞留によって具象化された、美しい持続の化石をみいだすのである。無意識的なものは滞在する。思い出は静止している。そして思い出は空間化されれば、ますます不動になる。」(空間の詩学 ちくま学芸文庫 p52)

 バシュラールは、そのうちがわにどのような孤独を抱えていたのか?
 彼の詩学の中に、その方法論に、その叙述に、深く孤独が刻み込まれている。そう感じるのは私だけか?
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