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 香港が激動している。昨日、ついに香港警察は拳銃を発砲した。
 威嚇ではあったが、拳銃が抜かれ、引き金がひかれ、銃口から弾丸が発射された。これは一つの転換点になるかもしれない。
 デモ隊も8月18日170万とも言われる巨大な、そして平和的なデモと70年闘争を思い起こさせるような激しい実力行使とが相互に呼応しながら進んでいる。あるところでは激しい実力闘争を闘った学生(だと思う)たちを拍手で迎え入れる市民たちの様子を撮影した動画もアップされていた。
 運道は明らかに雨傘運動を総括し、その地平でいまの運動は準備され、闘われている。


 久しぶりにAmazonにレビューを書いた。以下、その転載。

**********************
『香港』(倉田徹、張彧暋 岩波新書)
 2019年8月。すでに香港の大規模な大衆運動は3ヶ月に及ぼうとしている。一方での激しい実力行使をも伴う闘争と、もう一方での700万人中一70万人が参加したと言われる信じられないくらいの規模の平和的なデモが共存し、呼応し合うようにして状況が進んでいる。
 香港警察は昨日、ついに発砲した。人間めがけて、ではないにしろ、拳銃を抜き、威嚇し、発砲。その背後には圧力をかける中国政府がいる。
 本書は2015年に書かれた。前年のいわゆる雨傘運動(雨傘革命という言葉は筆者たちによって採用されていない)の翌年に出版されている。雨傘運動とは何であったのか、それはいかなる歴史の中で現れてきたのか、どこにたどり着いたのか、そこに含まれている課題は何だったのか。そこに迫ろうとしている。
 本書を読むと、2019年夏の闘争が明確に雨傘運動の経験を踏まえ、それを突き破ろうとする模索の上で戦われていることがかなりはっきりする。
 前半3章は倉田徹が中国、イギリス、香港の歴史を概括的にまとめている。
 後半2章は張彧暋が書いている。4章は香港の文化をとおして香港に生まれてきている自己認識を分析する。そして5章は雨傘運動自体に迫る。
 雨傘運動には占領中環(オキュパイ運動)と学民思潮という運道の指導的グループが2つある。世代的にもことなる。
そして占拠運動も2つの中心地を持つ。対照的な金鐘と旺角。メディアなどでも非常によく好意的にとりあげられてきた前者にくらべ後者には、学生を守ろうとした「闇社会の人々」なども登場し、庶民の混沌としたエネルギーにあふれている。張彧暋はその旺角から10分ほどのとこに住んでいたとのことで2つの占拠地を比較しながら運道の2014年現在の状況と今後を見つめようとしている。
 2019年の運道は様々な点で2014年をくぐり抜け、考え抜いてきた人々によって準備され、担われている。
 すべてではないにしても、現在の彼ら/彼女らの考えていることが少しだけわかる気がする。
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